さていよいよ日食当日です。 第一接触は9時すぎということと観測場所への移動がほと
んどないからのんびりしたものです。空港組と同じ空港で全員が観測する同宿のPTSは
すでに出掛けたあとです。
のんびり組の我々はどこまでものんびりとしており、9時近くなってもまだホテルの一室にい
ます。(^^;) さらに遊び心ある我々はハバロフスクで買ってきたマトリョーシカ人形も窓際に置
いて日食見物できるようにします。(^^;) ホテル前にでて太陽の方向を確認すると電線が邪魔
になるようで、前夜の極軸合わせもいったん無駄になったのですが、元天文少年はがんばっ
てリカバリして平行線をだして次の予定地である道路の反対側へと渡ります。 第一接触間
近にようやくホテル前の道を越えて公園上の歩道に機材のセットをしましたが、ここに陣取っ
たのは結局日本人3名にロシア人数名。といっても準備していたらここにロシア人がやって
きてビデオカメラを構えだしたというのが正しくて、この人たちはビデオに減光用フィルターを
付けることなく撮影しようとしている(まともにやると壊れます)し、手持ちなので辛そう・・・
ということで予備としていたミニ三脚を貸してあげて、フィルターも私は部分食の間は間欠
撮影しかしないので時間を決めて交代で使うように話そうとします。思わぬ日露親善かと思
われました。でも、英語も理解しないようで結局断念です。どうやらこれがフィルター自由市
場行きを決めたようで、このフィルターは帰ってきませんでした。
田中さんすみません。m(_ _)m
この観測場所で心配された工場の煙突の煙も西風が強くて低く太陽とは逆方向にたなびい
ており問題にはなりません。風が強いといっても工場のあたりだけのようで、観測場所では寒
さも感じません。重い観測機材を運んできて結構体が暖まっているせいなのでしょうか。 しば
らくは呼吸をしていても息が白く、メガネが曇り、ではなく、霜が付きますのでしばらくの間
はずして準備していました。
さていよいよ日食が始まりましたが、メキシコに引き続いて第一接触の瞬間をビデオに収め
ることを失敗しました。(^^;)気がつけばすでに欠けている。 あわてて撮影を開始しますが、
もうひとつ、今回は部分食は撮らずに皆既+その前後だけにしか撮影しないようにと撮影計画
を縮小したのが裏目(なのかよくわからないけど)に出ます。というのも第二接触時の撮影でア
クシデントがあり、それが事前にわかったかもしれないからです。次回(あえて来年とかかな
い^^;)への教訓としよう。
太陽が徐々に欠けていき、行き交う人が我々の撮影に立ち止まり太陽を見ていきます。なか
には自分たちで用意したのでしょう、ガラスにすすで曇りをつけたものを持ってきますが透け
てみえてしまい役に立たなそうなので、持参+ツアーでもらった日食グラスを貸してあげなが
ら交代でみます。さらには拡大撮影してるビデオの画像を撮影の合間に見せてあげたりする
たびに「ハラショー」という言葉が聞かれます。目を離したスキにバッグの中身がなくならな
いかという不安もあったのですが、そんな心配は幸い無用でした。
今回は皆既日食経験二回目ということで周りを見渡す余裕もあります。半分くらい欠けてき
たところで東西の空を見渡すと明らかに空の色が違ってきています。「ああ、月の影が近づい
てきているんだ」と思い、気分はいやがおうでも高まります。